第3回「デザインのコツその1〜写真のメリハリ」 。チラシ制作のためのフリーソフト活用方法

チラシの作り方をフリーソフトを使って解説

広告クリエイターによるコラム「売れるチラシを考える」

第3回「デザインのコツその1〜写真のメリハリ」

ソフトの使い方を覚えたら誰でもいいデザインが作れる訳ではありません。「デザインはセンス」と言ってしまえば、それまでなんですが、それではこのサイトを運営する意味はありません。「人の目を惹き、購買意欲をかき立てながらも、とても美しいデザイン」を作るには、何よりもプロの経験と才能が必要です。しかし、少しのコツを知ることで、「ある程度の」デザインを制作することは可能です。

【写真のサイズを変えてバリエーションを出す】

素人が作るデザインは、いまいちのっぺりしてしまいがちです。載せたい写真をたくさん入れるのはいいのですが、同じ大きさのものを全面に渡って配置するだけでは、デザインに“しまり”が出ません。
一番のおススメ商品などの写真を大きく配置し、あとは半分(それ以下)くらいのサイズにして、大きさにメリハリをつけることでかなり解決できます。メリハリのついたデザインは、パッと見でもとても見やすく、“読む気がする”ものとなります。

【写真のジャンプ率を変える】

似た手法として、写真の“ジャンプ率”を変えるのも有効です。ジャンプ率とは、被写体との距離です。つまり、“アップの写真”と“遠目の写真”でバリエーションを出すことです。
掲載する写真が少ない場合は、同じ被写体でも、このジャンプ率を変えた写真を数点掲載することで、メリハリをつけることが出来ます。さらに、写真が1枚しかないのに、埋めなくてはいけないスペースがたくさんあるような場合は、その1枚の写真をそのまま使いつつ、Jtrimなどを使って“一部分を切り取る”ことでもう1枚作成し、別の2枚の写真を使っているような印象を与えることも出来ます。

“メリハリをつける”ことはデザインの鉄則です。1番アピールしたいものを1番目立たせることで、不思議と必然的にデザインも美しくまとまります。